知りながらの孤独死。

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(アガパンサス)
  気温も上がり色々な花が咲き、散っていく。

急激に咲き乱れ、写真も追いつかない。

f:id:isourounomitu:20210620012547j:plain(アベリアーホープレイズ)

 最近は花を写す意欲は薄らいだように思う。

花が多すぎると・・・贅沢な想い。

花の名前を調べる意欲の欠如。

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コンフリー
 それでもブラブラと出かけ、風に揺られる花を写す。

コロナの影響で、1人孤独な行動には適している。

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         (シラン)           (菖蒲)

 

 10歳近く年上の先輩はスーパーの社長職を息子に譲り、

癌を抱えながらも、家業の合間にゴルフ・ゴルフ。

早朝は交差点で登校見守りから始まり、事務・配達など手薄な所を見つけては家業に従事していた。

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(菖蒲)
 癌が綺麗に無くなったとビックリしていたのは2か月ほど前のこと。

自分の尿を使っての免疫療法だとか何とかをしていたそうだが、詳細はわからない。

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(菖蒲)
 ところが先日、顔面神経麻痺が起きて脳神経外科に入院した。

すぐに治って退院するだろうと思っていたら、

病院でコロナに感染してしまった。

 

 病院の先を見越してのはからい?で、オンライン通信で家族と会話し、

じいちゃん頑張って退院するからと、可愛い孫たちとの会話が最後となった。

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(菖蒲)

 病院から特殊な霊柩車で家の前に立ち寄り、従業員たちにも見送られ、ゴルフ場などを経由して火葬所に行った。

安らかな顔をしていたのか確認することもできず、

お骨となって帰ってきた。

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(亜麻)


 知らずの孤独死は見てきたが、

知っていながらの孤独死が起きるとは。

見舞えず、看取れず、骨を拾えず。

人生の最期を見送れぬ辛さ。

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シャクヤク

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イベリス

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(ウツギ)

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(アゲラタム)

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コーリンタンポ)           (???) 

 地元の葬儀屋が、コロナで亡くなった人の葬儀を扱ったのは5件目だと言っていた。

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(エンゴサク)

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(花の名が間違えていたらご指摘願います)