今時期の風景は寂しい

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 日が差してきたので、カメラを持って車でさまよう。

カラスだけはどこにでも顔を出すが、

交差する車もなく、人も動物も小鳥もいない。

 

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 真冬日(一日中マイナス気温)が続いて、昨日降った雨では歯が立たなかったよう。

川の雪をとかしきれず、一部には氷も張っていた。

 

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(拡大)

 

 雪がとけて川になって流れていきます・・・・

   ツクシが・・・もうすぐ春ですね。

       (春一番キャンディーズ

 

そんな歌が思い浮かぶような感じ。

 

雲が急速に広がってきた。

 

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(子猫か)

 

 幹線道路から農道に入ろうと左折しようとした時、

私が向かう方向に道路横断をする猫を見た。

  待ち伏せだ。

 私の経験では、猫もキツネも人を見ると逃げるが、

出くわした場合は身動きが出来なくなるように思う。

 

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(親猫か)

 

 農家の猫は家から数百メートル離れての行動範囲。

市街地では外に出る飼い猫に苦情が多く、

20年程前に、飼い猫は外に出してはいけないと北海道条例(罰則無し)で規定された。

 猫の性質?から、家中での生活で十分であるとする専門家の意見が添えてあった。

 

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(1分以上たってもほとんど体勢変わらず)

 

 猫カフェなるものが増えているようだ。

昔は飲食業の場所で動き回る動物を飼うことを、保健所は認めなかった。

だから私は猫も犬も育てたことは無い。

 

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(ようやく隠れるそぶり)

 

 カナリアだけは廊下の隅っこで飼われていた。

カナリアは口の中に笛が入っているから綺麗な音が出るのだと、教えてくれた客の言葉をしばらく信じていた。

 

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話がそれたが、

農道や河川敷をまわっても何もない。

 

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 この時期の自然は、化粧をしていないような感じ。

 

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 河川管理道路。

 広く見えるが、車一台がようやく通れる幅の道路。

左側にぬかるみが見えるが、ほとんどがぬかるみ。

ぬかるみにタイヤが入ると車の腹がつかえるので、

片方のタイヤを真ん中の高い所に置き、

片方をぎりぎり端にして通る。

 

 ぬかるみが続くところの写真を求められても無理。

そんなところで止めることはできないし、靴が泥だらけになってしまうから。

 

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 この河川敷で、オオルリアオサギダイサギノビタキなどを写したのは昔の話。

 鳥が少なくなったせいか、木を切ったせいか今年はここで鳥の写真はほとんど写していない。

 

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 2時間ほどぶらついて、収穫は猫だけ。

 

・・・寂しいな。

 

今時期の自然は、表面も内面も寂しい。

 

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せめて薄化粧でもしたらどうなんだ。