北海道の多くは8月7日、柳の木に七夕飾りをしていたが、今や自宅で七夕飾りをする者はいないようだ。
一部の福祉施設や客相手の事業所で、形を変えた飾りをまれに見かける程度。
(子供たちは別れてそれぞれのルートを歩く)
数人の子供集団が、提灯にローソクを灯し、
ローソクだ~せ だ~せ~よ♪
だ~さ~ないとカッチャクぞ~♪
お~ま~け~に食いつくぞ~♪(こんな歌詞だったかな)
と歌いながら顔見知りの店を回り、
ローソクやお菓子などを競い合ったものだ。
今は、保育園が行っているだけ。
保育園と交流ある商店も廃業してきて、
お菓子を提供するところも少なくなったので、私も提供しているのだが、
この行事もいずれ無くなるのだろうか。
我が町は3地域で市街地を構成しており、各地域で盆踊りをしているが、
今年からは各地域1日だけの盆踊りとなる。
数十年前から盆踊りは惰性的なものとなってきており、
これも時の流れと言うか、よく頑張っているほうだろう。
私が商工会に携わっていた頃、農協に協力を求めた。
「盆踊りはお盆だからお寺に頼んだら」と笑いながら言われたが、
「盆踊りの歌は豊年(豊作)を願うものだから農協も関係ないわけではないでしょう」などと説明しながら、町の状況などを懇談し、農協の協力を得た。
その協力もいつの間にか無くなって、これまでそれなりの工夫をしてきたようだが、ビンゴ抽選会で何とか人集めをしている状態。
主催は商工会であるが、各自治区長(町内会長)も手伝いなどの協力をしている。
商工会(主に町村)と商工会議所(主に市)は設置基準と一部権限等に違いがあるが、利用者からするとその差異はわからない。
利用者がタクシーとハイヤーの呼び方の使い分けをしないようなものか。
(子供たちよ、歩くのはつらいかな)
カメキチさん( id - kame710 ) じゃないけど、
座り続けるのもきついが、
立ちっぱなしの5時間は非常にきつい。
どれもこれも、続けることはきつくてつらい。
『継続は力なり』ではなく『継続は病の元』
減った盆踊りの日の代替として、商工会青年部がバンド演奏とビールパーティの様なものを試みるようだが、
職場の飲み会や付合いなどを拒否する若者が増えている社会現象にあって、
人を集めること自体に無理があるようにも思う。
これらの行事が無くなっても、生活に何ら影響は無いのだが、寂しい想い。
風習的文化や文化財は、時の流れで消えていくものなのだろうと、老体は外目で思う。
七夕も、盆踊りも、特別な地域の行事として引き継がれていけばそれで良しか。