北海道の多くは8月7日に七夕祭りをする。
北海道の竹は細いので、柳の木に飾り付けをする。
私が子供の頃、七夕が終ってから飾り付けをした柳をそのまま川に流すのだが、わずか数十メートル先の岸に引っ掛かる。
川の美観を損ねるとのことで、その後は各自が焼却することになった。
さらにその後、燻煙被害が問題になり七夕飾りは徐々に消えていった。
そんなこともあって、わが町では保育園などがシンボル的に継続している・・・・はずだった。
七夕飾りを探している頃の夕陽
柳の木の飾りつけ写真をここに掲載しようと考えていたのだが、七夕の当日緊急の要件が起きて、日中不在となった。
日没直前、街中を車で回ったが飾りつけを見ることはなかった。
私がかつて所長をしていた保育所でも無かった。
施設長をしていた高齢者施設だけが飾りつけをしていた。
その当時職員の一人が仙台出身だったので、仙台式の飾りつけと、園に植えてある木に飾りつけをしていたのだが、当時のままの飾り付けがされていた。
嬉しかった。
翌日保育園長に尋ねると、柳を使わず竹を真似た市販のものを使用し屋内で飾りつけをしたとのこと。
結局我が町では柳を使った飾りつけは無くなっていたのだ。
七夕には園児が「ローソク出せよ・・・♪」と歌いながら、街中を回り、商店などからお菓子をもらうことが30年程続いている。
元々の歌は「ローソク出せよ、出さねばカッチャクぞ、おまけにヒッチャクぞ・・・♪」
これは失礼だと、私が現職のとき「ローソク出しておくれ・・・♪」に変えたのだった。
お菓子を出していた商店が徐々に閉店しているので、
来年は私の家でもお菓子を用意するからと園長に伝えた。
以下の写真は景観を考えて、個人が道端に植えている花たち
北海道でも7月7日が七夕祭りの地域はある。
その一つが函館市。
愛読するid:kemoxxxxxさんが、函館を話題にしているので、私も便乗してその函館について述べよう。
綺麗な街並みと夜景など観光で注目されている函館。
函館市では、1,000戸を超える焼失の大火が、明治から9回あったと記録に残っている。
1934年3月21日の大火も、1,100棟の延焼・2,000人を超える死者がでた。
当時の整髪剤が引火性の強いもので、火の粉で頭から火が付き、その人たちは冬の海に飛び込んだと、生々しい状況を現場にいた人から子供のころ聴いた。
日本の整髪剤が引火性の弱いものに変わる、大きなきっかけになったとのこと。
また、葬儀に死者の顔を見せられる状況でなかったこと(裏付けは取っていません~他説あり)などからか、函館の葬儀は、今でも火葬した後に葬儀が行われている。
北海道の行政・経済の中心だったことに加え、この様な災害もあって、北海道の(地域)福祉の原点は函館であると福祉関係者から言われている。