マガンの特長は、オレンジ色のくちばしの付け根が白く、胸に黒い線が入っている。
終戦直後の私が生まれる前の、写真と関係ない話。
朝鮮人の捕虜収容場が炭鉱にあって、
父はその副隊長だったそうだ。
隊長が捕虜に対しきつく対応していたので、
父はこっそりと食料などを差し入れしていたとのこと。
終戦になって、その捕虜たちは朝鮮に帰るまでの間、
お世話になったと我が家(旅館)に泊り、
離れの部屋には隊長が隠れ住んでいて、
バレないようにするのが大変だったと聞いている。
その朝鮮人たちが、朝鮮で無事に暮らしているだろうかと心配していた話が記憶にある。
上の写真の上の方が白っぽくなっているが、
下の写真の渦巻く霧が、こちらに来たことによるもの。
霧も通り過ぎ、撮影再開。
通常は車の中から写すのだが、
近づいて写そうと思って、車のドワを開けたとたんに飛び立った。
マガンは人を恐れている。