農地にいる白鳥 2~2

 我が地域に来るのはコハクチョウだけだったので、

これまで『コハクチョウ』と表現していたが、

最近『オオハクチョウ』も多くいることに気づいたので、

これからは『白鳥』と表現します。

 羽がもう少し閉じて、ハート型のように見える時に撮ったつもりだったのだが、ちょっと遅かった。

 昨年12月に国内で初、カメラ付きGPSを伊豆沼と内沼でオオハクチョウ10羽に装着したとのこと。

その写真と見比べて間違いなくその1羽。

 小学入学前の話。

毎朝、魚菜類を行商に来るおばさんが好きで、

時々大好きなカニやタラコをくれた。

 学校行くとおばさんに会えなくなるから、

今のうちにお礼をしたらと母に言われ、

母に手伝ってもらい、食事のお膳を作った。

 羽を広げた鶴が絵描かれていた赤い漆塗り(うるしぬり)のお気に入りのお椀に豆腐の味噌汁をいれて・・・

おかずは3品で・・・記憶にない。

 お椀の絵の開いた白い羽が好きだったので、

白鳥の羽を広げた姿も好きだ。 

 鶴は美人で白鳥は可愛いとイメージしている。

 小学校に入り、行商のおばさんに会うと、

赤いお膳、美味しかったよと何度も言われた。

ある日「竹を割ったように真っすぐ生きなさい。崖に生える松のように曲がったらだめだよ」と言われた。

 意味が解らず、後に母に絵を見ながら説明を受けたが、

竹より松の方が好きになって、

今も竹にはなれない人生を送っている感じ。