(ヒヨドリ)
今回は?今回も? 写真とは関係ない話。
(ヤマガラ)
50歳代の息子と2人暮らしの84歳の婦人が、
私が死んだら息子はどうなるのだろうと、
最近口癖のようにあちこちで言っていたようだ。
息子さんは少し知的障害で、職場は臨時採用。
地域の交流や日常生活の一切を婦人がこなしていた。
(ツグミ)
それで、税の申告や扶養、世帯分離、保険などを説明し、婦人の考えがまとまったら、
当面(死ぬ前)の対応を相談しようと話していた。
ある日の夜、その婦人が息苦しいと言っていたので、
息子がその時も、翌朝も病院に行こうと誘ったが、
病院予約日の明日まで我慢すると言っていたそうだ。
(ミヤマカケス)
息子が勤務から戻ると、婦人は布団の中で死んでいたと、
婦人の弟から夜中に呼び出された。
婦人は遠くに住む娘にいろいろ相談・指示していたようで、娘は斎場で家族だけで葬儀をすると言う。
婦人は交際が広く、面倒見も良く慕う人が多いのだが。
婦人の弟と私が助言をしたが、
新聞や町の葬儀の知らせを断り、香典も受け付けずの葬儀
出棺を見送った一般人は私夫婦と1名 寂しかった。
田舎だから、名の知れた人だから、
葬儀社や坊さんの動きなどで近所の者は知り、婦人が亡くなったようだと話が広がっていく。
そして私の所にも、問合せや不満の電話が続くが、
私の説明も広がって、数日で落ち着いた。
お参りできなかった、香典を出せなかったとの想いが消えないままに。
(シジュウカラ)
(アッ 落とした)
婦人と相談していた中から、今時期の税関係について少し語ろう。
税務署と市町村には、給与所得者と老齢年金受給者の源泉徴収票が届くが、遺族年金受給者の報告は届かない。
遺族年金の収入が高額であっても、所得は0円となるので、
所得税(国税)も住民税(都道府県民税と市町村民税)も非課税。
遺族年金受給者はそれなりの年なので、申告しなくてもほぼ自動的に所得が無い者と判断され、未申告者でも所得税も住民税も非課税と処理される。
これらには低所得者軽減なる制度がある。
たとえば国保の場合
①世帯人数×000円+②所得×00%+③1世帯000円+④固定資産税×00%
(なお、①均等割と②所得割が基本で、③平等割と④資産割を含めない自治体がある)
2割や5割の減額(低所得者軽減)がされるようになっている
だが、遺族年金受給者であることの申告をしないと、未申告者となり、未申告者は低所得者軽減なる制度の対象外になる。
また、介護保険料や介護保険制度を利用する時の本来受けるべき軽減がなされないことがある。
なお、自治体により運用が異なることが多いので、詳細は関係窓口で確認願います。
今回は寂しい、硬い内容だったので、
おまけで近所を散歩する犬