行政事務の自己申告制は、無視すると損をすることが多い。

 年金受給者の多くが悩んでいると感じて、取りあえずのブログとしました。

 

 年金受給者でない方には、ほとんど関係ない話ですので、

子供も高齢者も楽しく民謡発表をした写真でも見てください。

 

 年をとっても楽しんでいます。写真で化粧をしてあげました。

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 『公的年金等の受給者の扶養親族等申告書』

 この用紙が年金受給者の各家庭に届き、9月ごろにそれぞれが必要事項を書いて提出したのだが、

最近、記入漏れで返送されてきている。

 そのほとんどが配偶者の所得が記入されていないことによるもの。

 配偶者(奥さん)の合計所得が、下記の①か②のどちらに該当するかとのこと(所得が85万円以上は別欄で記入)

 

① 38万円以下

② 38円超~85万円以下

 

 現在、年金以外の収入が無ければ、

 1年間の年金収入が、330万円未満の人は、年金収入から120万円を控除(差引き)した額が所得です。

 

 

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 一般の人は、『収入』と『所得』の意味を理解していないことも多く、計算式もわからないのは当然でしょう。

 

 「記入漏れで返送されてきた」と、どうすれば良いのかわからず、すでに5人がそれぞれ私のところに相談に来た。

役場に相談に行っている人や、身近の人に相談しているとも聞いている。

 

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 行政の事務は、ほとんどが自己申告制。

自己申告しなかった場合の多くは、不利益を得ている。

例えば、所得が無いからと税の申告をしないと、(公的年金収入だけの人は申告不要)国民健康保険の『低所得者控除』が受けられないため、本来よりも高い国民健康保険税(料)を収めることになる。

本人はそのことを知らないでいる。

 

今回の場合も、わからないからと投げておくと、年金額が減るのであるが、減っているのかどうかを知るすべもない。

 

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 行政の事務は、コンピューター化しているし、ましてやマイナンバーの導入をしたのだから、事務側で対処してほしいものだが、・・・住民の中には行政間で資料を突き合わせるのはプライバシーの侵害だと訴えた人もいる。

 

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左、ご祝儀を頂いた喜んでいる。(張り合わせ写真)

右、初めて食べた西洋梨『ゼネラル・レクラーク』、北海道余市で力を入れているが、全国の45%は青森で収穫されているそうだ。