ムクゲとフヨウ

ムクゲ

 ムクゲ木槿は木で、フヨウ(芙蓉)は葉が広い。

八重咲でなければ、雌しべの違いで見分けがつく。

(フヨウ)

(以下ムクゲ

 30度程の最高気温が続きそうな予報だが、夜は涼しくなってきた感じ。

(以下フヨウ)

 下3枚はスイフヨウ(酔芙蓉)

 数年前のブログでも取り上げた酔芙蓉は、

亡き朝子夫人が、数年がかりでようやく北海道で露地栽培に成功したもの。

近年の気温なら、北海道でも開花は十分可能だろう。

朝の純白な花は、昼ごろピンク色になり、夕方赤色に染まる1日限りの花。

酒を飲むほどに赤くなる顔と、一夜の恋に例えられている。

(朝のスイフヨウ~後ろの赤は、昨日咲いていた花)

     (昼)                (夕方)

 

 おまけの写真はクスサン(楠蚕)

以下の写真も朝子夫人に教わって写し、数年前のブログでも取り上げたもの。

近年あまり見ることが少なくなったが、今年札幌市では異常発生しているらしい。

羽に目玉模様を持ち、真夏の夜に街路灯などで一斉に乱舞する楠蚕は、

翌朝には産卵し、口が無いので1~2日の命。

(嫌う人もいるので小さな写真。~拡大できます)

     (今年見た写真)           (楠蚕の産卵) 

 楠蚕の幼虫は長く白い体毛を持つので「白髪太郎」と呼ばれている。

戦時中マユを利用したほか、食糧にもされていたそうだ。

白髪太郎は、一昼夜に網状の俵のようなマユを作り、その「スカシ俵」の中で成長を待つ。

      (白髪太郎)        (透かし俵~白髪太郎の住まい)