(スイレン)
水面に咲くのがスイレン(睡蓮)
水の上に咲くのがハス(蓮)
(ハス)
昔の寺には必ず池があって、イチョウの木があった。
延焼しにくいイチョウと、防火用水の池。
散らばる落ち葉と、落ちた実のにおいが嫌われて、
多くのイチョウの木は伐採された。
防火用水・消火栓など公共の消防設備が完備されて、
池は埋め立てられ、駐車場や寺の施設用地となった。
写真は、農家の用水池に咲くスイレンと、
お寺の複数の大きなツボの中で咲くハス。
(スイレン) (ハス)
先日近所のおばあちゃんが亡くなった。
一般会葬は通夜・葬儀(告別式)の時間前に随時焼香して帰るという変則のシステムは続いている。
本来、北海道の多くは、通夜及び葬儀会場に参列し、1時間ほどの坊さんが唱えるお経に合わせてお参りする。
一般人の葬儀の香典は5,000円が多く、
2,000円程度のお返しの品に、お礼状を添えているので、
特別な参拝者以外は、後に改めて挨拶・挨拶状は省略。
私が若い頃、田舎では通夜の後、若干の駄菓子と飲み物が用意されて、懇談してから帰る風習であったが、
遅くまで酒を飲み居座る者に、帰ることができない近所の接待婦人。
遺族も疲れ果て、喪に服すこともできない状況だった。
それで、私が多くの人に了解を得て我が地域では、
家で飲んでくださいと、参拝に来た本人だけに、お返しの品に飲み物を付けることにした。
この方法が広がって、そして趣旨が忘れられ、
香典すべてに対し、お返しの品に合わせて缶やペットボトルの飲み物が付けることになった。
これまでの内容は、以前のブログでだらだらと語ったような記憶がある。
葬儀会場はハスを育てていた寺。
入り口にはそのハスが並べられていた。
おばあちゃんの庭は広くて、色々な花を写させてもらっていたが、
終りはおばあちゃんの庭の花と、散歩の写真。
許可を得ていないので、顔はわからない程度に修正。
老犬の名は忘れたが、
出棺前にこれからの主に抱かれながら、これまでの主をじっと見つめて、最後のご対面・挨拶をしていた。