凍り付く早朝の風景(最終?)

 目覚ましで起きて、日の出前に出かけた。

 今回も朝日は雲の中。

 朝日が出る山は雲を生む山、

あの山から向こうは豪雪地帯で熊も住む。

 早朝8時、人は早朝と言わないのかもしれない。

 落雪事故で入院していた友(1月29日発信ブログ)が退院してきた。

首のコルセットは外れたが、腰のコルセットはまだ1か月は着けたままで、ほぼ安静状態。

 足には凍傷の跡が、ボツボツと黒い斑点となっている。

斑点は皮膚深くまで壊死(えし)しており、どこまで回復するかはわからないそうだ。

 雪下ろしするときは、二人以上の人数で、命綱を付けてと言われるが、

 彼が言うには、この度のように雪崩現象の場合は、安全な場所で監視するのでなければ全員が雪の下になるだろう。

転がるようにして落ちるので、命綱は場合によっては己の腕や首に巻き付いて、締め付けてしまう危険があるそうだ。

 雪の中で、雪を取り除こうとするが、

吐く息がやわらかい雪を凍らせ、

吐く息はわずかな空間の空気を真っ白にさせて、

これらを感じたとき、死ぬことを覚悟したそうだ。


おまけ

 どこにでもたむろしているカラスと

めったに見ないドバトの集団と

いつまでも耐えるナナカマドの実。