凍り付く早朝の風景(2)と霜柱

 キツネも小鳥の姿も見えない。

どこにもいるのはカラス。

 霧氷の木も良いが、雪を背負う松も良い。

 はるか遠くの山の上にピーチが飛んでいた。

 そばに川があれば、霧氷(むひょう)は盛ん。

 

 窓にできる霜柱(しもばしら)も湿度が高いと成長する。

 黒くぽつぽつ見えるのは窓の汚れ。

霜柱は気温が上がると溶けて水滴になり、ガラスの汚れを凝縮してシミを作り、翌朝には新たな姿を現す。

 窓を拭いたら、数日霜柱はできなかった。

風除室内の温度が高かったのか、湿度が低かったのか、窓を拭いたからなのか原因はわからない。

 色の違いは、窓の外の背景と光線の関係。