今年も動物の足跡をよく見かけた。
この付近に出る生物は、
キツネとアライグマだろう。
冬、鹿やウサギ、リスは山の中。
足跡をたどっていけば巣穴が見つかるだろうが、
そんな暇は・・・・あるが、 根性は無い。
キタキツネはエサを求めて牧場の近くに出ることが多い。
キツネの写真を撮ろうとウロチョロしたが、
キツネの姿は一度も見ないで終わった。
(キツネの写真は昨シーズンに写したもの)
アライグマが増えると、キツネが人里から姿を消すと言われている。
一時減ったアライグマが増えたのだろう。
私が若い頃、可愛く表現されていたアライグマを、捕獲の対象になるとは想像もしていなかった。
農協がアライグマの駆除を要請した時、
若い職員が「農協貯金通帳の表紙にあるアライグマのイラストやめろよ」と怒っていた。
(アライグマ)
動物を捕獲することは、なんぼ仕事とはいえ辛いものだ。
まして、可愛いとイメージされているものを捕獲することに対する批判は大きい。
捕獲しないでネ
以上で区切りを付けまして、
以下は掲載するか迷い続けた写真。
人によっては気が滅入るような写真なので、
その点十分考慮されたうえでご覧ください。
あるいは福寿草の写真でも。
福寿草は雪の中から顔を出すのが良いところ。
最近は雪解けが早く、周りに雪は無い。
それで、雪を運んできて福寿草の周りにちりばめて写した。
アライグマが捕獲されたとの連絡が複数あって、
3匹のアライグマの写真を撮った。
自然のアライグマを見るのは初めてで、
喜んで駆けつけたものの、当然に檻の中。
最初のアライグマは気性が荒く、血だらけの写真をここに掲載できない。
2匹目は幼いのか、好奇心があるのか、
悲しそうにこちらを見つめ続ける。
3匹目は気が弱い子か、
近づくと狭い檻の隅っこに後ずさりし、
のぞき込むと手で顔を覆い隠し、すき間からこちらを覗いている。
動物も人間も、それぞれに生活していて、それぞれの立場もある。
氷の解けたこの川、今は白鳥が羽を休めている。