カルガモと春の花 2-2

(セントーレアモンタナ)

フウロ草)                  (カタクリ?)

 

 今日久しぶりに隣町の友に会ってきた。

彼は筋ジストロフィーで体を動かせず、

今回は酸素マスクが必要な状態になっていた。

若い頃に筋ジスに関わる運動をしていた仲間。

(コマクサ?)

(筋ジスに関わる運動をしていた頃。

幼児の頃に発症するデシャンヌ型の筋ジストロフィーは、青年頃まで生きていられるだろうかと言われていて、

筋ジストロフィー療養病棟の子供達はそれを自覚していた。

青年頃に発症する筋ジストロフィー患者も、短命と言われていた。)

(マーガレット)

 若い頃に彼が運転して、現場につくと私が彼を抱っこして車椅子に乗せる。

それを見ていた人は不思議そうに立ち止まることがあったが、積極的に街場に出て活動していた。

ツツジ?)

 彼は77歳(だと思う)で、地元にも72歳の筋ジスの友がいる。

両者とも結婚していて自宅で暮らしている。

結婚が両者の精神的励みになっており、

奥さんの気遣い心遣いがあってのものだろうと思う。

(奥さんを大事にしなさいよ。私は大事にしているよ)

(ナノハナとてんとう虫)

 私が20代の頃、筋ジス患者に必要な電動車椅子電動歯ブラシも輸入物だった。

東京の友は自動車のワイパーのモーターで電動車椅子を作り上げた。

(クマガイソウ)

 無免許で何度も警察に捕まりながら、

運転できるという現実を無視し、自力で歩けない障害者には自動車免許が与えられない制度はおかしいと訴えていた仲間もいた。

(??)

 今は当たり前になっているが、

身体障害者用の自動車の改造、駐車禁止場所での特別駐車券、道路や公共施設の障害者対応など、関係行政に理解を得ながら活動を進めてきた。

(鉢植え)

 彼は結婚後も夫婦で街に出て、障害者を知ってもらい、それなりに活動してきたようだ。

結婚当初は周りの支援はそれなりにあったものの、障害者の自立に対する行政の意識が低く、何かと苦労が絶えなかったようだ。

今は行政も親身に対応してくれていると言っていた。

(『障碍者』や『障がい者』と表記すべきとする意見も多いようだが、私はあえて『障害者』と表記している)

 

以下、カルガモの姿

カルガモの足)

 今回はちょっと語り過ぎたような。