マガン
今年の雪解けは驚異的に早かった。
4月上旬まで田畑に残雪があり、渡り鳥が羽を休めているはずが、
今年は3月下旬の数日でそれは終わっていた。
会議だ葬儀だと忙しい格好をしているうちに、コハクチョウもマガンもヒシクイも去ってしまった。
たまたま写した写真が最初で最後。
その気になれば、写真を撮る時間が無かったわけではない。
ただズボラな生活を選んだだけ。
マガンも冷たくて片足立ち
そして今最高気温が5℃に満たない、例年の寒い日が続いている。
まだ1m以上の残雪がある地域もあり、今更ながら北海道の広さを感じる。
函館の方では、まもなく桜の開花が何時か話題になることだろう。
あまり見かけないヒシクイ、今年は多く感じた。
マガンと比べると、一回り大きく、首が長く、胸の横線が無く、くちばしの黄色が少ない。
我が地域の桜は、例年5月連休の頃に満開になる。
桜・梅・リンゴ・梨など、木の花はほぼ同時期に咲くので、近くに寄らなければ花の名はわからない。
私は近くで見ても種類がわからないが、綺麗だと思う気持ちだけはある。
今の田畑は、土・土・土。
広い農村風景は茶色で覆われて寂しい限り。
またしばらくは、ズボラな生活を送ろうか。