5月に咲いていた木の花 リンゴ

  5月16日、リンゴの花・花・花

 83歳の高齢で後継ぎも無く、一人で切り回していたリンゴ園(オーナー制)を止めることを決め、半数以上を切り倒していたが、

 手助けするから続けてほしいとの複数の声で、残りの木で続けることになった。

 手助けするからと言ったメンバーも高齢者で、体力の限界を感じている。
若い者もいるがサラリーマン、

休日だけと言っても作業は天気に合わせなければ。

 結局一人動いている。

来年は完全にやめるだろう・・・惰性で続くかも。

 老舗の和菓子屋さんも高齢で後継ぎも無く、今年で廃業すると和菓子をもってあいさつに来た。
 他人にはこのことは言えない。

止めると決めても未練はある。

気が変わって継続する可能性もあるから。

 高齢自営業の多くは、商売と言うよりも生き様、惰性、生活そのもので、ある意味地域福祉。



 1週間後の5月22日、

 リンゴよりも1週間ほど早く咲いた八重桜。

色あせ、花びらを散らせながら頑張って咲いていた。

 ネコヤナギは葉が茂り、沢山の花が下に落ちていた。

 レンギョウはこんな姿。

 

 ほとんどのリンゴの花は散りかかっていた。

 リンゴや木の実は、花が完全に散ってから姿を出す。

 そのてんイチゴなどは育つ実を見ながら散っていく。

死ぬ前に孫の顔を見せられて良かったと人は言うが、

リンゴの花も子供達の育つ姿を見たいだろうに。

 

・・・・リンゴにはそんな心は無いか。