自分ができなければ、せめてできる人に支援・協力をしたい。

舛添知事の行動に対し、都民をはじめ多くの国民が批判をしているであろう。

私も同様で私の思いを述べようと思ったが、「morimariko」女史のブログと2人のコメントで十分表現されている。

      ・・・私は表現力が劣っていると自覚している。

一方「子供のいじめ」について述べてみたらとのコメントをいただいたが、当事者との直接的関係がないので表現できない。

 

これらのことが、私が20歳代の頃経験したことを思い出させた。

 

わが町の小学校に「特殊学級」(現在は特別支援学級)が導入されたところだった。

普通の学級ではついていけないから、その子にあった特別の教育をし、普通学級に戻すこともあると・・・。

     私は高校の3年間、知能が遅れていた近所の子供(3年 

     生から3年間)を毎日3時間程度(テンカンが起きるの

     で正味は1時間程度)勉強を教えていた。

     その子が帰った後も、その子の精神状態や教え方の分 

     析などが頭から離れず、客に出す酒のついでに、私も 

     飲みながら勉強したことがあった。

     過去の授業の抜き打ちテストでは、トップレベルに  

     なったことがあったことを後に知りうれしかった。

     月謝として3万円出すと言われたが、5000円だけいた 

     だいた。

     その金は使えなかった・・・親が反対する大学に入る 

     試験の経費になった。

余分な説明が多くなりましたが、そんなことで特殊学級に対する強い疑問(批判)があり、調査・研究し論文を書こうとしたのです。

 

当時の特殊学級は、普通学級の邪魔な子を追いやりたいが、養護学校の増設もしたくないとの妥協の産物。

だからレベルが異なる複数の学年の子を1学級にまとめ、普通の先生が試行錯誤で教えていた。

特殊学級担任のなり手がいないので、担任になった時とやめた時それぞれ1号俸給与が上がった。

北海道の場合特殊学級の担当をすれば、札幌市の学校に転勤できる条件も付いた(普通は札幌への転勤は不可能であった)

 

多くの専門書を読み自分の考えを深めた。

「やまびこ学校」で有名な無着成恭先生とも、文通で意見を伺った・・・・明星学園教諭で「続やまびこ学校」を出版した頃であった。

思想の科学」だったか月刊誌と「ガッコの会」「八王子養護学校」(現在の八王子特別支援学校)などを紹介された。

思想の科学」では教育をはじめ各種のトップレベルの人たちが、専門的理論を発表していた。

「ガッコの会」は特殊学級対象者の家族が反対の運動をしている。就学前検診(任意)の拒否など。

「八王子養護学校」では教え方の研究・実践をしている。

ぱ・ぴ・ぷ・・・の破裂音は、ぬらした手のひらに息があたる・・・などを教えている。

研究しているうちに素朴な疑問がわいてきた。

意見を述べること・行動するはずが、いつの間にか専門家気取りになっていたのだ。

素人が論文を書くなどを考えず、己を・己の立場をわきまえて

自分の周りで自分ができることをすべきと。

          舛添氏もそうであったのではないか?

実践している関係者や、同感できる庶民の意見に、同意する意思表示をすること。応援することが大切だと。

自然体でできることは、それぞれの場で自分の意思を継続でき、多くの賛同を得て、時には大きな流れ・波を作る可能性があるだろう。

 

写真は甥っ子の子から注目されたいので小細工した写真。

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