消防団員に関する想い(3-1)

 

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先日ツウフウと書いたが、宣伝などの反応はなかった。
チェック機能もその程度かと思い、小さな満足感。

 

 消防演習等には各役職に案内状が届くのだが、酒を届けて終えていた。
 最近、来賓・観客があまりにも少ないとのことで、本部席には入らないで自由に写真を撮りながら参加した。


 消防に関してはいろいろな想いがあって、
誰も聞きたくないようなことを語りたくなる。

 

  (語らせてください)

 

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 団員の多くは農業を含め個人事業者の若手。
その若手が少なくなれば、当然に団員になるものも減る。
本部付け(火災現場に出動しない)ではあるが、女性にも団員になってもらっている。

 

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 私が中学の頃、父はすでに団長になっていて、打合せなどを子供ながらに聞いていたので、消防に関することは大よそ理解していた。


 当時は市街地区と農業地区が4つの分団(駆けつけ団員)を組織して消防活動をしていた。


 専従の消防署員(町職員)を揃えて消防署になったのは45年ほど前。

 

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 今は2分団に集約されたことにより、業種別交流が広がった点は良かったように思う。
 団員も真面目に事をこなし、大会などでもよい成績を上げているそうだ。


 昔の団員は、火事が起きればその活動は素晴らしかったが、一部の中堅団員は手が付けられないと言われるほどであった。

 

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 当時の社会は年末に泥棒が増える傾向にあり、団員は火防を兼ねて年末警戒をしていた。
本来警察の仕事なので、慰労会(宴会)には警察も来る。


 団員の一人がバイクで家に戻ると、その警察が待っていて酒気帯び運転となった。

 

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 火事が起きると警察も駆けつけ、火事の最中に当事者から聞き取り調査をするのだが、その警察に向け放水をする。


 それでも気が収まらず、真冬、警察が顔に袋をかぶされて電柱に縛られていた。


 そんな団員だから、「消防学校を出たからとなんぼのものだ」と、消防職員の言うことは聞かないし、規則も無視。

 

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 その頃、私は訳があり前職を退職していたので、ある福祉団体の全道組織をつくるメンバーになっていた。


 ある日、町長が会いたいとの連絡がきた。
町長とは懇談することはよくあったので、普通に町長室に入った。


次回に続く。

 

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消防自動車は大きいが、交通法では普通免許で運転できる。

現状は大型免許所有者が運転するのが一般的。


幼児は消防車を近くで見ると喜ぶが、運転席に乗せてやると威圧感が強く、喜ぶよりも固まるか泣く子が多い。