馬 馬 うま

  いつもの広い牧場でのんびり過ごしている馬の様子。

走り回る力強い姿の写真は無い。

 馬たちもそれぞれに悩みがあるのだろう。

 我が田舎町にも、おかしな電話やハガキが届いたとあちこちで聞くようになった。

ハガキや文書なら知人なりに聞き問題が起きないで済む。

(実際に近所であった話)

 電話の場合は、不審に思っても早口に押されてついつい聞き続ける。

わからないままハイ・ハイと返事をして電話を終えると、

後日電話をした者だと家に入り込んでくる。

 不用品を買い取りに来たと。

仕方なく古いミシンなどを出すと、トラックに積み終えてから、価値がない物だからと高額な処分代を請求された。

 お金を出してまで処分しないと言うと、

その荷物を家の中に戻さず、玄関前に置いて、

来いと言ったから来たのだからと、積み下ろしの日当と出張旅費を取られた。

 上の黒毛馬よ、関心を持つものは騙されやすいのだ。

 

 おかしな電話と思いつつ、失礼と思って電話を切れない人が多いようだ。

断る・無視することができるかが問題だ。

 そう、尻を向けてやれ。無視しろ。

 

 穏やかなように見える者も、

騙されたことが恥ずかしくて言えないでいる。

そしてまた騙される。