神社祭りも終わり、稲は刈取り時。

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 実入りは良くないが、稲刈りが始まっている。
 大冷害の年「共済会が満額出て良かったね」と言ったら、「収穫出来て初めて達成感を感じて1年が終るんだ」と言われた。
収穫しての農民。

 

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次回のブログは収穫作業かな?

 

 今年の祭りは寂しいね・・・の意味は、露店数や催し物の状況をとらえて言うことが多い。
 神社例大祭そのものに関心を示す者も、神社参拝をする者も少ない・・・私自身もその一人。

 

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餅まきもします。

 

 子供の頃は100を超える出店があり、実家の旅館にはその取りまとめ(的屋の親分)が泊っていた。
 親分の代理人に連れられて露店を一回り(ショバ代集め?)すると、袋に入りきれないほどの菓子やおもちゃが手に入った。

 

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よその町の神輿


 それでも、自分でクジを引きたくて、ヨーヨー釣り、金魚すくいをしたくて、露店で時間をつぶした。
 お金を出してしていると「もう帰らないとおかみさんに怒られるよ」と言いながら、何度もただでさせてくれた。

 

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遠くから、家族連れの参加。夜遅くにと批判する声もあろうが、私は良しとする。

 

 露店商から暴力団が排除される前には、ケンカが時々起きて、出刃包丁を持ちだされることもあって、それから母は包丁を隠すようになった。
 危ない物(凶器)を片付けるように言われたが、何が危ないかわからないので、祭りの前日には何でも物置などに押し込む癖がついた。

 

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 私が風呂に入っていると、早く着いた親分が入ってきて、背中を流してくれと言う。
 石鹸を沢山付けて、一生懸命力を入れても落ちない。
「落ちないよと」言ったら、「これは落ちないんだ」と笑っていた。


それが入れ墨であることを知ったのは数年後の事だった。
その親分から3代目に代わった頃には、声をかけてくれる(知っている)露店も無くなり、今や数店の出店があるだけの寂しい祭り。

 

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 全道的に秋祭りの活気がなくなってきたころ、20年前ぐらいだろうか、神輿を担ぐ会があちこちに誕生した。
 その担ぎ手は、仕事を終えて各地から集まり、夜中に帰っていく。
今年は災害の影響か、担ぎ手は少なかったように感じた。

 

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右端の拍子木に合わせ、隊列が整って前進出来て終了となる。

 

 それに関わった経緯もあり、毎年ご祝儀を用意し写真を写している。
 最近は満足できる写真が撮れていない。
 初期の頃は、担ぎ方などを練習していたが、最近はただ神輿にしがみついている状態が多いからと知った。

 

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 時期が来ると練習する会もあるようだが、あちこちの祭りに出歩くのでさえ大変なのに、練習する時間も無いのだろう。
ゆとりのない今の社会。

 

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今年の天狗役は我が自治区担当。

若手も居なくなって、なりてが無く、

85歳の元気な先輩に依頼。

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