翌朝、早朝に排雪作業が始まった。
重機の音と、ダンプに伝える「前へ・・・前へ・・・ストップ」のマイクの声に起こされる。
こんな勢いで積み上げるので、数分でトラック満杯になる。
雪の色が青いのは、朝日が差してきたから。
本来、次のダンプ2・3台が待機状態であるべきなのだが、ダンプも運転手も確保できない状態。
小・零細土木業者は、重機やトラックを持たずに、必要な時にリースするようにとの上からのお達しによる。
通常の場合は、経済効率的にも良いのだが、
急の仕事や災害が起きた時などには対応できない。
そして、地域のボランティア的作業にも協力できない。
小鳥の餌場を作っている人も多くなったせいか、
ハイタカを見ることが多くなった。
粉雪舞う極寒の日のハイタカは、ひろげた羽毛が乱れていた。
小鳥を襲う前の写真。
狩りに失敗した後の写真。
近くのヒバのすき間で暖を取っているのか?
失敗を反省して・・・いないだろう。
このハイタカはいつも定位置にいるので、同じような写真になる。
このハイタカも、後に狩りに失敗した。
狩りに失敗する姿を見ると、
小鳥たちの無事に安堵する。
一方で、しっかりしろよと、
ハイタカを哀れにも思う。