子供がいない者の相続の悩み

  何度も書き換え、書き換え3日が過ぎた。

当初の考えとはまるっきり異なるものとなった。

・・・・・独り言。

 私には子供がいない。

だから、姪・甥、友人や近所の子供と交流をさせてもらっていた。

プラスティック製の大きな衣装ケース2つに、お菓子やプレゼント用のおもちゃを用意して、好きなものを2個だけ選ばせるのだが、その時子供の気持ちや性格を感じることができる。

 

 栗の木

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 私よりも1年前に建てた家に住む小学低学年の姉妹が、ある日真剣に言った。

「おじちゃん、どうして家を建てたのさ・・・私たちの家は誰が建てるの・・・もうお金ないでしょ」

 その子たちは親を「お父さん・お母さん」と呼んでいたので、私をパパと呼ぶように言うと、イヤと断った子供達。

 

 私達が子供の頃、お金に対する意識はあまりなかったが、今の子育て世代が子供の頃あたりから、経済的意識が強まったように思う。

 その子供たちも大きくなり、世代交代して段々と来てくれる子は減り、今は用意している菓子もおもちゃも僅か。

 

オオヨシキリ 

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 私は末っ子、兄弟は男6人(内2名は他界)、女1人と、交流も見たこともない養女(姉)もいる。

 それぞれ子供(私の甥・姪)がいる。

 私と妻どちらが先に死んでも、3/4が相続でき、1/4は死んだほうの兄弟又は甥姪のものとなる。

 私の親が他界した時、相続の問題は起きなかったが、住所確認などの事務手続きに数か月かかった。

 相続法が変わる見込みがないだろうから、私が妻より先に死んだとき、事務処理がどうなるかを考えると不安になる。

 

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 甥に私の養子にならないか? 苗字も生活も今のまま、変わるのは両方から相続できることと言っても、魅力がない財産に乗ってくる者はいない。

 どんな悪口を言い合っていても、親は親と思う気持ちを持っていることを嬉しく思うのだが。

 

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農協改革は出来るのか?

  農協改革は、小泉進次郎部会長の努力もむなしく、農林族議員の圧力に屈して第一弾を終えた。

 昔ながらの専業農家の多くは『組合勘定』(組勘)などにより、生産・販売・事務のすべてを農協に依存している。

 農協に金で押さえつけられている農業者は、武力で押さえつけられている国とある意味同じ状況で、声をだすすべもないようだ。

 農協にどっぷりつかっている農業者に、自分の収支バランスを理解している人は少ない。

 農地や大型農機具を買ったとき、「どのくらいでペイするの?」と聞くと「分からない・・・農協が指導したから」

 補助金を受けるとき「8割補助で800万儲かった」と農家は言う。  200万円の借金をする自覚は無い。

商工者は「8割補助で200万を支出する価値があるか」を考える。

 

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オオルリ

 

 業者に販売するとすぐに現金になるが、農協はそれを販売してからマージンを取り、年末にまとめて組勘に振り込む。

 農家は生産資材から税金・生活用品まで組勘払(=借入)であるから、組勘の利用すべてに利子がつく。

 だからと言って、農協からの膨大な借金を返せないから、主な販売ルートを業者に替えることはできない。

 

 私の年代あたりから、法人化したり、収支バランスなどに目を向けた人は、独自の販売ルートを確立しつつある。

 農林水産省は農業の6次産業化を推奨し、マスコミもこれを美化して取り上げている。

    自分の生産物(1次産業)を加工し付加価値を付け 

   (2次産業)自分のルートで販売(3次産業)する。      

    これを合わせて6次産業と称する。

 確かに農業者が生き残る手立てとして有効であるが、1次産業では生活は成り立たない事を、農林水産省自らが認めていることだ。

 

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オオルリ

 

 例年になく降り続く雪に多くの人々が疲れ切っている。

私の周りでは、その都度大型機械で除雪し、最寄りの空き地まで排雪されている。

 そもそもは、農家の大型機械は年のほとんどが活用されていないことに疑問を持ったことが始まりであった。

 農業者は冬季間、地元の土木業者に雇われていたが、今はその仕事も無くなった。

「機械はあるのだから、それで市街地の除雪をしないか」と私が農業者に声を掛けた。

 彼は「長距離の移動で1・2軒の除雪ではペイしない」と言う。

 ならばと、私が相当数の軒数と排雪場所を確保し事業が始まった。

 数年後には、その当時(最初)の農業者は需要も多くなり、除雪仲間(農業者)を増やし、今はその仲間が私の地域を担当している。

 1人が3地域程度を担当し、私の地域だけで1シーズン70万円程の収入となっている。

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スズメ  右のスズメの上下の口ばしには、黒い線が付いており、目の形も丸くないと思う。スズメではないのだろうか?

 

餅つき文化は無くなるのか?

 子供の頃の12月には、あちこちの家から餅をつく音が聞こえてきた。

その都度「美味しくないですが・・・」「僅かで申し訳ありませんが・・・」との決まり言葉で餅を近所に届け、届けられる。

 親が忙しい時間帯なので、私が受取り1個だけをコッソリ食べるのだが、いつも母にそれがばれた。

 

 数年たってから母が教えてくれた。

 縁起物はすべて奇数だと・・・我慢せずに2個食べればよかったのか。

 刺身や漬物は3切れはだめ(身を切る)。土木工夫にタコを出してはダメ(タコ部屋~共食い)。ご飯は左手前でメィーンなおかずは右上。箸の使い方は・・・と教わったが今はほとんど覚えていない。

 

 その餅つきも、私が青年の頃には家庭用餅つき機に代わり、今では袋詰めの餅を買っている。

福祉施設や関係団体だけが餅つき大会として文化継承をしてる。

 先日、知的障害者施設の地域交流餅つき会に招待され、皆さんの明るい姿を見ることができた。

 

 北海道でも石臼を使うようになりつつある。

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 ちょうどその前後して、餅つきの是非をマスメディアが取り上げていた。

ノロウイルスやO157感染対策を考えて、保健所に餅つきをしていいかを伺った結果、恒例の餅つきを中止したことが報道されていた。

保健所の立場で、問題ありませんとは間違っても言えない。

保健所に問うことは、中止する口実を作ろうとした人か、よっぽど無知な者だろう。

 

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 ある敬老の日にお汁粉を出したら、「喉を詰まらせたら誰が責任を負う」と言われ、主催者の一人が「お祝いの餅で死んだら本望だろう」「お前は家でじいさんに何を食べさせているのだ」と答えた。

私には到底できない会話であるが、心の中で拍手した。

むろん、高齢者施設や保育所などで餅を出すときは、体制を整えていつも以上に注意を払っている。

 

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 喉を詰まらせたときは、先ず手が止まり、そして全身を丸め、声を出せなくなる。

 喉を詰まらせるとは、物が詰まって膨らんだ食道が、接触している気管を圧迫する状況を言う。

 飲み物などが気管に直接触れた時はせき込むから分かるが、食道に詰まるときは、息が出来なくなるまで異変がないから発見は困難だ。

 吸引器で、スプーン1・2杯ほど取れば、残りは自然に流れていくのだが、知識や経験がない一般家庭では慌てふためき対処は出来ないだろう。

 

シメ・・・かな?

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アカゲラ

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年金制度改悪法案・・・基金運用失敗を無視して?

  民主党民進党)が政権を取る前、マスコミも大々的に取り上げた年金資金のばらまき施設。

 私の町にも厚生年金基金数億円でできたスポーツ施設があったが、国の言い値の消費税込み10,300円で購入した。

 こんな形だけの施設売却が進んで、ばらまいた資金はほとんど回収されないまま終わり、マスコミもこれで沈黙した。

 

 アリスイ

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 国民年金の直接事務は市町村が行っていたが、30年ほど前に本来行うべき社会保険事務所(国)に移行した。

 その結果、90%以上を確保していた徴収率が、国は徴収活動をしないため、60%まで下がった。

 

 偽造の免除申請や分母をごまかして、数字上で徴収率を上げたのが暴露されて国会やマスコミで問題になった。

 ごまかしがばれるとこんどは「国民年金の滞納者が多いので、このままでは年金は破綻する」と、あおって滞納者を減らそうと目論んだのだが、破綻するなら逃げようと滞納者はさらに増加した。

 

 国民年金は自分が収めた額とその1/3を国が出して、その基金を運用し、さらなる不足額は国が持つことが基本であるのだが。

我々が収めた掛け金を、他にバラマキ使い切った結果、

いつの間にか「年金は若い者(次世代)が受給者の年金を維持するもの」とすり替えて、マスコミもこれに追従している。

 

 『基金』はそもそも確実な運用をすることが基本である。

現政権が基金運用で株投資の比率を多くすることを進めたため、運用損や原資そのものが無くなることが起きている。

 

 年金の将来を考えるとき人口構成を無視はできないが、これまでのそして現在も続いている基金運用の失敗があまりにも大きすぎる。

この失敗は国が責任をもって補填すべきではないのか。

 

 世界一借金の多い国なのに、経済大国だからと、経済協力だからと対外的なバラマキ資金や海外派兵を止めてほしい。

 輸出産業のためならまだしも、自分自身の海外評価を上げるために使っているように思えてならない。

 アベノミクスは道半ばといつまで言い続けるのか。

今度は中身が変わらない新アベノミクスなのか。

 

 

 前回掲載したノビタキのコメントで、kamekikuさんが「・・・ノビタキ ノビタキほーい・・・」の歌詞の歌があると教えてくれた。

 そう言えば、前々回掲載したムクドリも「桑畑」の歌の終わりに 「・・・むく鳥よ高く舞い・・・」の歌詞があったことを思い出した。

 

むく鳥

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 モズ

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「もずが枯れ木で 」の歌の出足、「もずが枯れ木で鳴いている・・・」 モズは強いせいか茂みに隠れず、枯れ木や見晴らしのいいところに構えている。

老人である自覚は出来ないものだ。

 志村けんの「東村山音頭」をドリフターズの歌と思っていたが、間もなく友人が東村山に転居したことで事実を知った。

 中元や歳暮の時期に届く品に、何か別の物は無いのかとクレームを付けることができる友人。

今回初めて東村山産のキウイフルーツ『紅妃=コウヒ』が届た。

中央が紅色で特有の酸味は無く、キウイ嫌いな人も食べられるだろう味だった。

 みずみずしい紅妃

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 自宅でキウイを収穫したと、愛読するkamekikuさんのブログを見て、すごいなと感心したが、私はキウイの木を見たことがない。

 柿とアケビが木に実る姿を仙台で知った(その後地元の庭でもアケビが実っていた)

ミカンと茶の姿は沼津(静岡)で知り、イチジクは碧南(愛知)で知った。

 温暖な気候の地域は果物が豊富で羨ましいと思うのだが、私の周辺ではイチジクを好む人はいない。

子供の頃に缶詰のイチジクを食べた時も一口で嫌になった。

 

コサメビタキ

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 いつも懇談(バカ話)している中学の同級生の一人は土建業、若い頃養蜂で全国をまわり各地の特産品を食べつくしている。

もう一人は飲食店経営で、若い頃に東京船橋で寿司職人をし、私は実家が旅館なので食べ物の話が多い。

  美味いと聞けば食べに行き、遠ければ取り寄せ・・・・

・・は昔の話。 

 その二人は若い頃の暴食で糖尿病、一人は透析をしている。

私も先月から痛風中性脂肪の薬を飲むことになった。

だから今は、あれは美味かったな・・・と思い出話を語るだけ。

 それでも彼は食べ過ぎて透析の延長をすることがある。

お前は若い頃から・・・の延長が好きだったが、透析まで延長かよと、からかったりして時を過ごす。

周りからは老人の集いと見られているのだろう。

 

 ノビタキ メス

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 そう言えば私のブログをほめてくれた女性がいた・・・お年寄りのブログが好きだと。 後で年寄りを訂正してくれたのが嬉しかった。

 最近は年寄りのブログだなと自分でも感じるようになってきたが、老人という自覚は出来そうにない。

 

 ノビタキ オス

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 日本の定義は、前期高齢者65歳~、後期高齢者75歳~、超高齢者90歳~となっている。

間もなく高齢者の定義は70歳~、または75歳~に変わるだろう。

変ると言うことは、現高齢者に対する種々の助成の対象から外れるのだが、それでも私は変わってほしい。

 

ノビタキの飛び立ち

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 小鳥の飛ぶ姿をカメラで追うのは困難であるので、飛び立つのを待ちその瞬間(10メートル以内)を写す。

だがノビタキは羽を広げて飛ぶところが写せない。

 happy-ok3さんだったろうか?のブログによれば「ノビタキは弾丸のように飛ぶ」そうで、この写真が真の姿だとわかった。

 そんなことを知らないから、羽を広げずに弾丸状態の写真を何枚も廃棄してしまい、これだけがたまたま廃棄を忘れて残っていた。

福島の友人と復興を語った次の日にまた地震とは・・・

 函館の会合後、支笏湖(シコツコ=千歳市)丸駒温泉に一泊すると、大学時代の友人から連絡が入った。

 

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ヒヨドリ

 

 丸駒のオーナーは先代から彼女と同じ福島出身で、被災状況に心痛めていることを知り寄ってみたくなったとのこと。

丸駒とは私も多少の縁があり、福島には多くの友人がいるので半日を供にした。

 

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 久し振りの丸駒温泉は、息子の代に変わっていたが、相変わらず札幌からの日帰り客が多く、施設も何も変わっていなかった。

 

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 10月に福島を訪ねた友人の話では、被害の大きかった地域の幹線道路は、どの交差点もバリケード封鎖されており、まるで直進専用道路で停車することもできない(指導される)とのこと。

 

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ムクドリ

 

福島の近況をいろいろ聞いて、地域差は大きいものの、まだまだ大変な状況にあることを改めて確認した。

夫婦で不動産業をしている彼女は、結婚をしない上の娘が心配だと言う姿に老いを感じながら別れた。

 

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昨日(21日)の夕方に自宅に着くと言っていたが、翌日(今日)の朝にまた地震があるとは・・・。

通信が混雑しているであろうし、私ができることも無いのでまだ連絡はしていない。

 

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『やっかみ(ネタミ)』は比較から生まれる。比較対象が無くなれば、対象を広げれば『やっかみ』は減少するだろう。

 今隠れたブームの『写ルンです』カメラ。

30年ほど前に一大ブームになった使い捨てカメラで、写真が身近なものになった。

 それは同時に、カメラを趣味にする者に対する別格扱い(やっかみ)が緩和された。(スマホなどもこれにあたる)

 性能よく、使い勝手よく、コマーシャルも良かった。

デーモン小暮閣下がシリーズのようにコマーシャルに出ていた。樹木希林さんも「美しい方はより美しく。そうでない方はそれなりに写ります」も記憶に残るコマーシャルだ。

 だが見方によれば、差別用語として批判されそうなものだが、相対的には良いコマーシャルとして評価された。

 

 キジバトの子とスズメの子

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 この評価されたことを考えるとき、さらに25年ほど前の社会現象を無視できないと私は勝手に思うのだ。

 

スズメ

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 化粧品業界が新たな動きを始め、カネボウも化粧品事業を本格展開始めた1960年頃だった。

 化粧品業界は成人女性に対して『可愛い顔』『魅力ある顔』と積極的に表現するようになった。

 それまでは、『美人』と言う表現が主であった。

『可愛い・魅力的』と一般的に言われ始めると、可愛い・個性的・チャーミング・目鼻立ちがいい・ふっくらしている・・・と、女性それぞれを讃える表現が広まった。

 その気になった(美人と呼ばれない)女性も化粧に磨きをかけ、自分の顔に自信を持ち、美人に対するやっかみ(美人ゆえのイジメられ)も少なくなり、共に精神的にも明るくなったようだ。

 12歳年上の姉がこれらのことをしきりに言ってくるので、小学生の私も自分なりに女性の心理を考えた。

 

スズメ

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 数年後には、薬糞商売(薬は9割儲かる)と言われていた薬店も、化粧品を主体に販売するようになった。

 キャッチコピーは本来、商品販売のために作る言葉なのだろうが、結果として社会生活に大きく影響を与え、文化まで変える力があると感心する。

 

ニュウナイスズメ

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  とは言っても、化粧品はなんと価格が高いことか。

 ゴミの分別方法が変わっての説明会。

 家から持ち出した廃棄物で説明していて、言葉が止まった。

化粧品の値段が目に入ってエエエ・・・

 家に帰って妻に言った「食料品の10円・20円でガタガタ言う前に、化粧品を何とかした方が手っ取り早い・・・農家の人の作る手間を考えたら・・・」

 私の話が終わる前に、あれこれと数倍反撃された。

「この服派手だよね」と聞かれたのでウンと答えたら・・・

だったら聞くなよ、とは言えない。

化粧品と服装についいて、なにを聞かれてもハイハイ。

 

ニュウナイスズメ

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ハクセキレイ

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