地震に強い砂利層と鉄道砂利の再利用についてふと思ったこと。

 時間が空いたのでカメラを持って、目的もなく車を走らせた。

今時良い風景も無い。風も強い。

 遠くに何かが見えた。

望遠レンズで見るとアオサギだった。

アオサギは田んぼにいるが、畑で見るのは初めてだった。

80mほどの距離で強風ともなれば、普通は写真を撮ろうと思わないところであるが、何もないよりはとカメラを構えた。

 結果は人様に見せられるような写真ではないが砂利層が写っていた。

 

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アオサギは風上に背を向けている。

 

 そこは休耕田、田んぼに米以外の作物を植えているところ。

田んぼは水を保つために畔(あぜ)で一定程度水平にしているが、傾斜が多い地形では1m以上の段差ができる。

 写真にはたまたまこの段差が写っていて、砂利層であることが分かる。

 妻にこの写真を見せて説明した。

妻は震源地に近い我が町が震度2で、離れている所が震度3ということが、泥炭地は揺れに弱く、我が町は砂利層だからあまり揺れないという、地盤の違いであることを真には理解していないようだったので砂利層の説明をした。

 

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 鳥も風上に向きを変えてから飛び立つ

 

 その夜、ふと考えた。

 JR北海道の赤字路線廃止の対策として、観光的発想から乗客を増やすことや、行政の助成などが語られているが、すべてが鉄道ありきである。

 公共交通網は国や行政が考えることではあるが、鉄道ありきなので良いのだろうか。

 大雪になると、吹雪になると最初に鉄道がストップする。

 昔ある学者が、北海道の将来の交通機関はゴンドラのようなものが適していると。

 ゴンドラのようなものであれば、線路は鉄として、その下の大量の砂利も再利用できる。

その土地も駐車場や排水施設など有効利用は可能だ。

私が考えてもどうしようもないことなのだが、夢は膨らむ。

 

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 条件が良ければ、のどかな写真が撮れる

 

 テレビを見ながらそんなことを考えていた時、久し振りの大きな揺れ。

取りあえずドアを開けた。

被害無し、異常なし

 

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フキノトウのような感じ

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???

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↑ ↓ 小さな小さな花

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