今回も酒にまつわる独り言。
気が滅入るかもしれませんので、せめて秋の花でもご覧くだい。
心臓疾患のあるアル中の婦人が、しょっちゅう夜中に救急搬送されていた。
ある日たまたま当直であった医師が受け入れを拒否した。
酒を飲むのが悪い、そんな酔っぱらいを診たくないと。
救急車は特別な事を除いて、地元の救急指定病院を飛ばして別の病院に搬送出来ない決まりになっている。
結局婦人の意思で、自宅に戻ることになった。
その当時、私は保健・福祉・病院等の統括課長をしていたので、医師と師長・事務長を集め、救急指定病院の義務と救急車のシステムを説明した結果、病院長が全てを受け入れることを宣言し収まった。
が、その医師の私に対する感情は良いはずはない。
その医師は、漢方医療に重きをおき、保健指導には素晴らしいものを持っていることに私は評価していた。
だがある時、疲れがひどいので点滴をしてほしいと言う患者に「みんな点滴と言うが、普段の健康管理がなっていない・・・」と、1時間近く説教をしている最中に、その患者は倒れてしまい入院となった。
病院長は嘆く、まじめで良い医師なのだが俺の半分程度しか患者を診ていないと。
私が退職して数年後。
痛風の再検査をその医師に依頼した。
「ウイスキー・タバコをやめなければ再検査をする意味がない」と言われる。
酒もタバコも口にしない兄も痛風。
ビールを飲んでいた兄は、医師の勧めで焼酎に替えた。
その後担当を派遣医師に変えたところ、酒の話をしていないのに「どの程度の酒の量を飲んでいるのですか」と
私に問う・・・・?
引き継がれたカルテには『大酒飲み』と書かれていた。
数回目の診察時「居候の光さんにとって適量なのですね」と派遣医は首をかしげながら言われた。
死んでいるのかと、触ったら起きた。
数か月後、テレビで専門医が言っていた。
痛風にビール・イクラ・イカ・・・・が悪いと言われてきたが、干物、煮干し・鰹節などが一番悪いと。
そして、親の血統が一番の原因だと。
別の番組では、日本人は牛乳でカルシウムは接種できる体質にないが、味噌汁がその代わりになっていると。
我が家では、3食味噌汁を飲んで育ってきた。
そして、兄弟全員痛風であり、一方で骨密度は非常に良い。
ちなみに、首のところで調べた私の血管年齢は、左右ともに20代後半(63歳の時)。