お盆の墓参りもほぼ終わっただろうが、お参りされていない墓は年々増えている。
特に公営の墓地はそれが顕著だ。
妻の実家の墓では『管理人に連絡ください』の紙看板が、あちこちの墓石にぶら下げられてあった。
私の実家の墓はお寺にあるのだが、寺の墓は住職がその
家系を知り、それ相応の対処をしているから、あまり問
題が起きない。
札幌市でも同様の問題を抱えながら対処に苦慮していることが報じられていた。
原因は大よそ想像できるだろう。
遺骨を移動するには許可がいるが、その法を知らずに勝手に処理した場合、墓石が撤去されてあっても、書類上はそこに遺骨があり続けていることになる。
行政が長い年月、墓地を意識してこなかったツケだろう。
公営墓地の永久使用料は、いまだに百円単位が多い。
墓地を設置した頃の時代は妥当だっただろうが、使用料の改正がされないまま現在に至ったことを見ても明らかだ。
東日本大震災で、土地所有者が不明のため復興に支障が出たことや、所在者不明の危険な廃屋の対処ができないのと同じだ。
法改正をしななければ前には進まない。
子供たちに負担をかけられないと、自らが墓を作ることが増えているが、墓の最後の処理までを考えることは無理だろう。
母は先祖の墓を建て直し、その管理を私に託そうとしたが、子供がいない私ではすぐに無縁仏になると説得し、そばに住む兄に託した。
母が逝去して、兄たちは相続の一切を末っ子の私に任せてくれた。
仏壇を守る兄には、今後必要になると思われる、法事や寺の寄付、親が出すであろう香典等々を考慮して、その分の経費として300万円ほどを別枠で渡し、残りを案分した。
端数が出たので、10人の孫たちにそれぞれ20万円だったろうか渡した。(子供にとって大金の使い方を見たかった)
車好きの子は、不足分を値切ってタイヤを買った・・・私はそれがうれしかった。
今渡すと何をするかわからないと、渡されなかった子もいた。
親が心配していたその子が、結婚したので近々挨拶に来るとのこと。
身内に対する挨拶・礼儀と、身内は祝儀を出すこと知っているようだ。
無線操縦のヘリによる農薬散布
ミッキーマウスの木
甥の子たち