福島の友人と復興を語った次の日にまた地震とは・・・

 函館の会合後、支笏湖(シコツコ=千歳市)丸駒温泉に一泊すると、大学時代の友人から連絡が入った。

 

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ヒヨドリ

 

 丸駒のオーナーは先代から彼女と同じ福島出身で、被災状況に心痛めていることを知り寄ってみたくなったとのこと。

丸駒とは私も多少の縁があり、福島には多くの友人がいるので半日を供にした。

 

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 久し振りの丸駒温泉は、息子の代に変わっていたが、相変わらず札幌からの日帰り客が多く、施設も何も変わっていなかった。

 

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 10月に福島を訪ねた友人の話では、被害の大きかった地域の幹線道路は、どの交差点もバリケード封鎖されており、まるで直進専用道路で停車することもできない(指導される)とのこと。

 

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ムクドリ

 

福島の近況をいろいろ聞いて、地域差は大きいものの、まだまだ大変な状況にあることを改めて確認した。

夫婦で不動産業をしている彼女は、結婚をしない上の娘が心配だと言う姿に老いを感じながら別れた。

 

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昨日(21日)の夕方に自宅に着くと言っていたが、翌日(今日)の朝にまた地震があるとは・・・。

通信が混雑しているであろうし、私ができることも無いのでまだ連絡はしていない。

 

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『やっかみ(ネタミ)』は比較から生まれる。比較対象が無くなれば、対象を広げれば『やっかみ』は減少するだろう。

 今隠れたブームの『写ルンです』カメラ。

30年ほど前に一大ブームになった使い捨てカメラで、写真が身近なものになった。

 それは同時に、カメラを趣味にする者に対する別格扱い(やっかみ)が緩和された。(スマホなどもこれにあたる)

 性能よく、使い勝手よく、コマーシャルも良かった。

デーモン小暮閣下がシリーズのようにコマーシャルに出ていた。樹木希林さんも「美しい方はより美しく。そうでない方はそれなりに写ります」も記憶に残るコマーシャルだ。

 だが見方によれば、差別用語として批判されそうなものだが、相対的には良いコマーシャルとして評価された。

 

 キジバトの子とスズメの子

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 この評価されたことを考えるとき、さらに25年ほど前の社会現象を無視できないと私は勝手に思うのだ。

 

スズメ

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 化粧品業界が新たな動きを始め、カネボウも化粧品事業を本格展開始めた1960年頃だった。

 化粧品業界は成人女性に対して『可愛い顔』『魅力ある顔』と積極的に表現するようになった。

 それまでは、『美人』と言う表現が主であった。

『可愛い・魅力的』と一般的に言われ始めると、可愛い・個性的・チャーミング・目鼻立ちがいい・ふっくらしている・・・と、女性それぞれを讃える表現が広まった。

 その気になった(美人と呼ばれない)女性も化粧に磨きをかけ、自分の顔に自信を持ち、美人に対するやっかみ(美人ゆえのイジメられ)も少なくなり、共に精神的にも明るくなったようだ。

 12歳年上の姉がこれらのことをしきりに言ってくるので、小学生の私も自分なりに女性の心理を考えた。

 

スズメ

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 数年後には、薬糞商売(薬は9割儲かる)と言われていた薬店も、化粧品を主体に販売するようになった。

 キャッチコピーは本来、商品販売のために作る言葉なのだろうが、結果として社会生活に大きく影響を与え、文化まで変える力があると感心する。

 

ニュウナイスズメ

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  とは言っても、化粧品はなんと価格が高いことか。

 ゴミの分別方法が変わっての説明会。

 家から持ち出した廃棄物で説明していて、言葉が止まった。

化粧品の値段が目に入ってエエエ・・・

 家に帰って妻に言った「食料品の10円・20円でガタガタ言う前に、化粧品を何とかした方が手っ取り早い・・・農家の人の作る手間を考えたら・・・」

 私の話が終わる前に、あれこれと数倍反撃された。

「この服派手だよね」と聞かれたのでウンと答えたら・・・

だったら聞くなよ、とは言えない。

化粧品と服装についいて、なにを聞かれてもハイハイ。

 

ニュウナイスズメ

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ハクセキレイ

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社会を惑わす『禍』という言葉

 友人が時たま小さな交通事故を起こしていたが、ついに自分の車が全損するほどの事故を起こした。

体は無事だったが、彼は糖尿病で視野が狭くなっていたのだ。

私が説得し運転をやめたこともあって、あれから2年私が彼のアッシーさん(お抱え運転手)役になっている。

 高齢者の交通事故が毎日のように報道されている。

私も近い将来運転に適さない状況になるのだろうが、事故を起こす前に運転をやめる決断ができるだろうか心配だ。

 

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カワラヒワ

 

 自家用車の普及が進んできた1970年頃、新聞によく掲載されていた『輪禍』という言葉。

今は当たり前に「交通事故」と表現しているが、『輪禍(=リンカ=陸上交通の事故)』と言う一般の辞典には出ていない言葉を、すべてのマスコミが使用していた。

行政関係者の誰かが、交通環境(道路整備・信号など)の不備に目を向かせないためになのか、「車(輪)が、ワザワイを起こす(禍)」と車が悪いと言ったのを、マスコミがうのみにして表現したのだろう。

 今度は『老禍』なんて言葉を創らないでほしいものだ。

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キジバト

ブログに使える最近の写真がないので、「happy-ok3」さんにあわせて、小鳥の写真をしばらく掲載します。古い写真ですがご了承ください。なお名称に不安がありますので訂正願います。

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ハクセキレイ

新潟米『新之助』を手に入れたら、つらつらと方言までに広がったひまな話です。

  新潟に住む子(ご婦人)から米が届いた。

友人の子で年に数回実家に顔を出すのだが、その都度新潟の銘酒を土産に挨拶に来てくれる。

 特に付き合いの深い友人の子供たちには、毎年花火をプレゼントしていたが、子供たちも大きくなると1人・2人と減って、20年程続いて最後になったのがその子であった。

 

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届いた米は『新之助』で新潟でも手に入りにくい!?とのこと。

 

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  『産地』欄には 新潟県 と記載されているが、現在の法に改正される前は、『産地』欄には 内地米 と記載されていたところ。

内地米=日本米で、外米(外国産米)との区別であったが、仕事で担当するまでは、内地米=北海道以外の米と誤解していた。

 北海道の者は(若い人は別だが)、北海道を外地と呼ばれ、それ以外を内地と呼んでいた名残が続いていたからだ。

 

 

 11月6日の雪・・・昨日の雨で解けましたが、

 これからまた大雪とのこと・・・今は晴れ。

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 本州の娘さんと友人の農家の息子の婚礼で発起人をしたとき(北海道の婚礼の多くは会費制で友人等が発起人として仕切る)

 仲人が祝辞で、「新郎は・・『部落』の有望な青年で・・・」と言い、新婦側の席がざわめいたが、地元の者はそのざわめきの意味が分からなかった。

 『部落民』と言う言葉は歴史で知っているが、北海道ではそれとは関係ない意味で、農業地区それぞれを○○部落、▲▲部落と言っていたのだ。

 このことを私が説明し理解を得たが、この一件があってから、(農家の人たちは、地域や親せきのつながりが強く、拡散されるのは早いこともあり)その後は公の場で『部落』の表現はされなくなった。

 

 

 家庭菜園の大根を雪が覆った・・・

 これしきで(この程度で)はビクともしない強い大根。

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 北海道の共通する方言には、「おばん(晩)です=こんばんは」「しばれる=凍る程に寒さが厳しい」「手袋をはく(履く)=手袋をはめる」など数えきれないほどある。

誤解を受ける言葉では、山奥を歩き続けて「こわいな=疲れたな」

また「芋煮会」は無いが、春の観桜会に対する秋の「観楓会(かんぷうかい)」

「そんなことはあっぱくさい=簡単にできる」は、粋がっている若者が使う言葉で通常は使われていないが、同様の「なまらうまい=すごく美味しい」は、観光用として意識して使われるようになってきた。

 

めんこいね(可愛いね)~甥っ子の赤ちゃん。

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高卒50周年同期会、友は若かった。

 高校同期会を終えて、事務・会計処理も無事終了。

当然に世話人の打ち上げ、また飲むのかとニヤケながら言いつつ全員参加し完結。

 

 同期会は逝去者の黙とうから始まった。

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 確認されている逝去者は18人だが、実際はまだ多いのだろう。

発表される逝去者名を聞き、あちこちでざわめく。

 

 乾杯の音頭が過ぎれば、会場の雰囲気は学生の集合体。

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 6時から始まった会も、二次会までほぼ全員が夜中の11時過ぎまで飲み、語り続いたが、もめることなく、つぶれることなく表情は元気そのもの。

  校歌もそれなりに歌っていた。

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 元気そうに見えていても、それなりの顔には年相応のものがある。

 女性のアップの写真は、シワやシミを程々に取って修正してやるのだが、本人は「写りが良いから遺影にしようかな・・・私のカメラは良くないからきれいにならないの・・・」と言うのが通常。

 彼女たちが言う良いカメラほど、クッキリとシワ・シミが表現されることを知らず、そして己の顔を自覚しよう(受け入れよう)とはしないようだ。

  同期会の参加者84名の写真をそれぞれに振り分け、プリントやCDで送付したが、CD希望者は25人。

 パソコン使用者はまだ多いはずだが、我々の年代はペーパーレスに慣れていないようだ。 

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 同期会の準備からこれまでの間、文化祭の作品(写真)出展やボランティアなどもあって、TVでさえも野球観戦がまともには出来ない状態だったから、日ハムの優勝も実感がない。

 

 冷たい日が続いていて、今シーズン3度目の雪が降ったが、天気予報では雪マークが続いている。

11月上旬にして、晩秋の候ではなく、初冬の候と表現しなければならないようだ。

XJAPANラストライブの記念ワイン

  夫婦揃って大ざっぱな生活をしている。

子供がいない2人の生活なので部屋数は少ないのだが、収納スペースをふんだんに作ったのがまずかったようだ。

 クローゼット、押入れ、タンス部屋など、一般家庭の2倍以上あろう収納スペース、それでも足りず私の書斎であったはずの部屋まで衣装ケースやダンボール箱が積まれている。

 年に数回処分しているのだが、すぐに増える。

(いつも感心しながら読んでいる、id:cutekitten03さんの

21日・22日のブログの心境を思い起こす)

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 先日も整理していたら、X JAPANラストライブの記念ワイン(空瓶)が出てきた。

 関係者に配られたのか、フアンに提供されたのかはわからないが、滅多に手に入らないものだといただいたものだった。

 私の家に集まった新年会で、皆で飲んだワインの空瓶。

そのワインのコルクには金粉がついていた。(高級なワインは、液に触れる部分のコルクに金粉のようなものができる??そうだ)

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 空瓶をほしいと言っていた人がいたが、誰だかわからずそのままに保管して長い年月になる・・・言った本人ももう忘れているだろう。

 私が「捨てる」と言うと、「ほしい人もいるはず、捨てるのはいつでもできる」と妻はまたどこかにしまった。

 何度このような会話をしたことか、そしてまた不用品が増えていく。

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 「死んだ人のものはなかなか処分できないのだから、自分のものは生きているうちに片づけて」と言われ、アルバムの一部をスキャンしたりしていろいろ私のものを処分したが、妻はアルバムなどもそのままにしてある。

 きっと私が先に死ぬと思っているのだろう。

家系から見ると私の方が長生きするはずなのだが。

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  課長になった時「給料が上がったので、月の小遣いを上げてほしい」と言ったら、「小遣いではなく、みんな貴方のものでしょう」と言われ、そうだなと思っていたが結局だまされたのだった。

 家に帰ると財布などはテーブルに置き、妻は財布をチェックして不足額を補充していたのだが、金の使い方が激しい時期、財布がチラシの陰に隠されていて補充されないであった。

 私は何も言えずその現状を甘んじて受けるだけだった。

全部私の金なのに。

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ファイターズが連勝したので、写真の追加。

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主導権を持つ者とその自覚(その3~最終)

 物事を進める場合、そのやり方はいろいろ有り、それぞれにメリット・デメリットがある。

提案者(主導権を持つ者)は自分なりに全体を考えたうえで、その方法論を提案する。

 ところが提案に対し、断片的で思い付きの意見を言う者(上司や同僚)が現れる・・・対案も持たずに。

 断片的なメリット・デメリットの論議が始まり、時には言葉遊びのようにもなる。

 大きな問題がある場合は別だが、時には上司であろうが提案者の言われるままに動くことも必要。

 行動の中で問題が起きたら、具体的に協議すればいい。

最後まで部下に主導権を持たせ見守ってやるべき。

これができない上司は大よそ責任逃れをする上司。

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 紅葉の状況を見に行くと仮設の売店があった。

300円のキノコ汁を飲んだが、小さなキノコが2個入った味噌汁に寂しさを感じた。

 気を取り戻し、コクワの実を買った(しばらく山ブドウやコクワの実を見ていないと話題になることがあったので)

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 マタタビの実の瓶詰めも買った。

マタタビに実ができること、人が食べられることを初めて知った。 

   (若かりし頃、野良猫の通り道にマタタビの枝(ツル)を置 

   いたが、2匹の猫は踏んづけて通り抜けた。

   細かく切ったらどうだ・・いぶしたらどうだ・・と知らな 

   い者とわからない者で語ったが結論は出なかった。)

 

 家に帰ってからネットで調べたら、「足が疲れ切った旅人がある実を食したら、また旅に出られるほど元気になったことから『マタタビ』と呼ばれるようになった」とのこと。

 しかし、猫が喜ぶのはマタタビの粉末、液、とあるが、実なのか枝なのかがわからない。(知っている人は教えてください)

 塩漬けしたマタタビの実は漢方のような匂いだが、コクワの実とマタタビの実を、あちこちで食させ昔話をした。

 饅頭や餅をどうして買わなかったかと妻に怒られた。

妻はコクワもマタタビも食しなかった。

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