風景―木

 寒波・豪雪前の晴れた日に写した風景写真。

 

 広い北海道、地域によって気温も積雪量も大幅に異なるが、この度の寒波・豪雪はすべての地域に被害をもたらしたようだ。

 強烈な寒波・豪雪のあまり経験がない地域の北海道の方が言うには、ホワイトアウトの恐ろしさを初めて経験したと。

異常気象なるものは続いて、これが通常の気象になるのだろうか。

 今回の写真で木が白くなっているのは霧氷ではなく雪。

水蒸気が木にからみついて、木が真っ白になる霧氷は(この写真を写した時点で)まだ見られない。


 先日友が屋根の雪下ろしをしていて、雪とともに滑り落ち雪の中に埋まったとのこと。

もがいてもがいて、ようやく雪の中から手を出して気を失ったそうだ。

 今は足首の凍傷と首2か所、腰1か所の骨折治療で寝たきり状態。

緊急搬送時は低体温症で危険な状態であったそうだ。

 汗をかいていると体温が奪われやすいと聞くが、

水道の凍結は、通常の水道水の蛇口や配管よりも、温水器の蛇口や配管のほうが先に凍結する。

 彼は携帯電話は使えるので時々連絡が来るのだが、

退院したら、雪の恐ろしさを講演してまわれと言ってやった。

 上の写真、太陽の逆光と雪の反射が強い青空の風景。

カメラは青空を生かせば木や建物は真っ暗な影になる。

反対にすると写真のように空の色が飛ぶ。

 写真を写している横をトラックが通り過ぎ、

伐採した木を運ぶトラックだったことを知った。

2台目が来たので、トラックが舞い上げる雪煙が収まるのを待って写した。