12月31日昼の12時、除夜の鐘が鳴り始める。
小雪舞い散る中、多くの人が鐘に集う。
夕方、妻は作ったわずかのお節などを配り歩く。
私は積もった雪が無いので、キャンドルの置き場に苦慮する。
夜中の9時、一斉にキャンドルに点火する。
強風でロウソクの灯は消える。
強い風もおさまって、チャッカマンで消えたロウソクを灯しながら町内をまわる。
ペットボトルで作ったキャンドルは、重しを入れておけば風に強い。
冷たさ(ガスが気化しにくくなる)でチャッカマンも着火しなくなる・・・わかるかな??
ポケットの中で温めていた予備のチャッカマンも含めて3個で何とか用を足す。
(上の写真と同じところ、写し方を少し変えて)
カメラを持つ手もかじかんで(指が冷たくなって動かなくなる)、状況に応じたカメラ設定もできず、写っていればそれで良しとするのは例年のこと。
そんなこんなで酔いもさめ、体を温めながらいつものウイスキーを飲む。
そして深夜12時ごろ、日中とは別の風下の寺から除夜の音が聞こえてくる。
80メートルも離れていないのだが、強風でかすかに聞こえる鐘の音。
そう、我が町では昼と夜の2回除夜の鐘が鳴る。
除夜の鐘が寂しそうに誘ったとしても、
もうそこに行く元気は無い。
初日の出の写真を撮る元気もない。
曇天で初日の出も出なかったようだ。
今日の日の出の写真は12月21日に写したもの。
(空気中の水分が、枝にまつわり付いてわずかな氷となっている。)
どこで写しても、何時写しても、日の出は日の出。
見る人が『初日の出』と思いながら見てくれればそれで平和。
表題では『初日の出』とは書かず『日の出』としか書いていない・・・ちょっと詐欺行為かな。
今年もそんな感じで過ごすだろう。
そんな男だと割り切ってお付き合いのほどよろしくお願い致します。
除夜の鐘・キャンドルの写真は後日、気が向いた時に。