(7月10日)
職員住宅棟は土木工事から建築工事の段階に入った。
目に見えて出来上がっていく姿は嬉しい。
大工さんが先ず床を張り始めた。
釘を打ち付ける音は心地良い。
柱が立ち始めた。
この作業を棟上(むねあげ)と言い、
そのお祝いは上棟式(建前)で、近所の者や関係者が祝酒などを持ってくる。
若い者と、若いと思っている者たちが、金づちなどを手に手伝いにくる。
みんな昔の出来事。
木材はクレーンで運ばれる。
そこに素人手伝いがいれば、ただの障害物。
骨組みはほぼ出来上がり、
夕方には餅まき、餅の他に菓子・硬貨もまいた。
手伝った地域の方々はこの建物の中で宴会を盛大にした。
これらは30年以上前に姿を消した。
取りあえずの屋根も張られ、周りをビニールで覆い家の形になった。
ところで、
屋根があっても3方に壁(外気分断性)がなければ、
固定資産の建物に該当せず、建ぺい率の積算面積にも含まれない。
写真のようなビニール張りは固定された外気分断性にならない。
よく問題になる集合住宅の外付け階段。
雨・風・雪で大変なおもいで、階段の周りを覆ってほしい不満があるが、建ぺい率・固定資産税の関係。
(ハクセキレイ)
ちなみに
プレハブ車庫を束石(つかいし)や、地杭石などの土台の上に設置すると『土地定着性』になり、
建築基準法の建築物に該当し固定資産税がかかる。
なので、プレハブ車庫を地面に直接置くと、これらに該当しない。
車庫の安定性を重視するか否かの判断。
(キジバト)
今年から建築確認項目に省エネ基準が追加されるなど、各法律は毎年のように変わり、
また地域や物件により但し書きがあるので、本文は参考程度にされるようお願いします。
(日陰のキジバト)
今日の主賓はハクセキレイ
(初めて見た、ハクセキレイの子供のじゃれ合い)
ハクセキレイの跳ねるような急ぎ足は可愛いが、
子供のじゃれる姿は喧嘩のように見える。
次回の残暑お見舞いをはさんで、その後2回で連載を終える予定なので、
お付き合いをよろしくお願いいたします。