広い平地の雪原を滑って見たかった。
スノーボードもランドセーリングもアイスヨットもあまり知られていなかった、私がまだ若かった頃の話。
友人である鉄工所の息子に、スチールパイプで取っ手を付けた、2畳ほどの頑丈な外枠を作ってもらった。
テント屋さんのおじさんに、透き通ったテントを張り付けてもらった。
総額3万円程だったと記憶しているが、
取りあえず帆が完成し準備は整った。
水田は雪深くなってもアゼノの段差があるので無理。
親戚の玉ねぎ畑を利用することにして、
小型トラックで運んでもらった。
500m四方以上の広い平地で風当たりは強い。
風上に立って、スキーを履いて帆を持ちあげた。
ズルズルと進んだと思ったら、すぐに風に乗って恐ろしいほどのスピードになり、すぐに境界についた。
予想通りの結果。
だが、肝心な事を忘れていた。
風であおられる帆を持って、500m歩いて戻らなければならないことを。
ヨットは風上にも進むことを知ってはいるが、
そんな技術は無い。
山頂に向かってスキーで滑り上がるようなもの。
だが、試してみると簡単に出来た。
左ななめ、右斜めとジグザグに曲線を描くようにすると、
風下に向かった時と同じようなスピードで、止まらずに風上に向かっていく。
広い雪原で時を忘れ、風と遊んだ。
楽しい初めての感覚。別世界にいるようだった。
・・・・それは孤独を感じる時間でもあった。
現状から逃れようとする時、人から離れたい心境の時は良いのかもしれないが。
風の強い休日に4回ほど遊んで3万円を捨てた。
その後、大きな凧を作り大空を舞う計画を・・・
・・・そんなことを考えるわけがない。
(少しは空想したが)いかに無謀であるかの知識はある。
前前回、マミーさん id:mamichansan が
「・・・お空を飛べたら楽しいでしょうね」とコメントしてくれた時に思い出した昔話。
今回も小鳥たちの写真、飛んでいる姿。
(これでもとんでいるのです)
id:Kaimotu_Hatuji さんのコメントに関連して、
ペットボトルの中にはヒマワリの種が、
3メートル程離れたエサ台には米がおかれている。
専門的知識はないので、現状からの感じたこと。
米のエサ台だけを利用するのは、スズメとヒヨドリ。
他の鳥はヒマワリの種だけを求めている。
シメは両方を利用している。
エサによって集まる種類が決まるように思う。
餌場に関することは追々説明する予定。