主導権を持つ者とその自覚(2)

  札幌都心で障害者の社会環境(バリアフリーなど)を、車いす利用者で調査したことがある。

終えての懇談会で、「段差で動けなく困っていた時、それを見ながら誰も声をかけてくれなかった」と障害者が発言した。

そして会場は同情の声とあわれみの拍手が続いた。

 私はためらいながらも、このままではまずいと思い発言した。

誰が声をかけるべきだったか?「手伝ってください」となぜ言わなかったのかと。

どうすれば良いのかがわからない通行人に対し「手伝ってくださいの」一言があれば、貴方の悔しさも、親切な通行人の悩みも解決したはずだと。

   (もちろん通行人から声をかけられるようになるのが理想 

    なのだが)

 皆から同情を受けて満足している雰囲気の中で、発言した私も聞く側の人にも厳しい発言だったが、これが『障害者に哀れみで接してほしくない』と言うそのもの。

主体者が、主導権を持つ者であることを自覚してほしい。

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 今日はファイターズの日本シリーズ進出決定で気持ちがいいので、写真を多く添付しよう。

 

 いつも身近な自然を美しく表現している、『ばう』(id:masatdm1951)さんのブログで、酔芙蓉(すいふよう)があった。

 『風の盆恋歌』という小説(高橋治著)や、歌(石川さゆり)の中に出てくる酔芙蓉は、寒い北海道では露地栽培は出来ない。

私の知人がこれに何年も挑戦し、数年前の暑い夏、ついに露地栽培に成功した。

記録として沢山の写真を撮って、その後彼女は再度の挑戦はしなかった。

 

朝の酔芙蓉は白い。 左上の赤いのは昨日咲いてしぼんだもの。

開花は1日限り。

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昼頃はピンク

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夕方頃

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 北海道ではヤーコンの花はめったに見られない。(温暖化で以前よりは見られるが)初霜で花が咲く前に落ちてしまう。

写真は初霜の前に咲くことができたヤーコンの花。

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夕焼け

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