交通安全の啓蒙活動の多くは惰性

交通安全運動期間の啓蒙活動で事故は減るとは思えない。

交通安全協会交通指導員協会等の組織は、

警察の要望により市町村に設置され、市町村が予算付けもしている。

日常の交通指導は意義あるものと思うし、指導員に感謝している。

しかし、他の交通安全活動に意義を感じない。

黄色い旗・・・これを見て、交通安全に心がけようとするだろうか?

     交差点に設置された、たなびく旗で左右確認が困難なことや、

     風で折れた旗が歩道の障害物になっていることがある。

走行中に止められ、チラシや眠気防止のガムを配布・・・ボランティアに

     駆り出された人にはご苦労さんと思うが、ありがたくは思わない。

わずかでも何らかの成果があれば意義あると言う人もいる。

しかしその経費と人力は大きい。

一方で、道路の穴を補修する予算も、交差点の排雪予算も減額される。

公用車のタイヤの溝もぎりぎりの状態。

私が交通防災の担当課長のとき、

啓蒙活動の予算を道路補修等(他の課)にまわしたほうがよいと言ったのだが、

他市町村に合わせなければ恰好がつかないと言う。

他市町村の担当者に聞くと、

意義が無いと認識しているが、皆惰性でやっているとのこと。

住民から「意義無いだろうと」と言われたら、

「意義は大きい」と答えなければならないのです。

 

国や都道府県は別組織をつくり、自由に使える予算と天下り先をつくる。

市町村はその片棒を担がなければならない状況に立たされる。

 

考えすぎたり、悩んでも解決できないときは、こんな写真が良い。

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