キツネに振り回されて。 (キツネ2-1)

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 雪が降る前にと、カメラを持ってウロチョロしました。


 今、雪が10センチほど積もっています。


 しばらくの間数回に分けて、キツネとシラサギの写真を集中して発信しますのでお楽しみください。

 

 

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 遠くでカモが一斉に飛び立った。
私が驚かせたわけではない。

 

 間もなく、飛立った池の近くからキツネが出てきた。
キツネがカモをとらえようとして失敗したのだろう。

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 細い農作業道路をゆっくりと車で近づいた。
とは言っても、広大な敷地の周りを囲む道路だから、
直接的に近づくことはできない。

 

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 キツネはそのことを理解しているようで、こちらを見ながらゆっくり歩く。

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 車から降りて、歩いて前に進んだがキツネは遠ざかる。
これ以上は無理とあきらめた。

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 車でその場を離れると、キツネも遠くに歩き始めた。
キツネを追いかけていたつもりが、キツネに遊ばれ、振り回された感じ。

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 家に戻り、泥で汚れた車を洗っていると、タイヤがパンクしているのに気が付いた。

 

 数年前の深夜、友人宅からの帰りの山道でキツネが歩いていた。
 車のヘッドライトの光を浴びて、スターのように振向きながら私の前をゆっくりと歩く。


 キツネに合わせて進み続けた・・・・

・・・不気味な音、

アッと思ったら、前のタイヤが脱輪していた。

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キツネはやっぱり人をだますのか?



傷ついたコハクチョウ

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 20日、雪が降る前に何か良い被写体はないかとウロウロと車を走らす。


 幸先よく真上にトンビが低空で飛んでいた。

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 カモは元気かと、池に行くと水が抜かれていた。
 ここは人工の農業用貯水池だから、秋に水を抜いて春の雪解け水を溜める準備をする。


 右手に見える土手より奥にカモがいて、それを600mmレンズで写していた池。

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 カモたちはどこに行ったのだろう、
足跡はキツネか?アライグマか?エゾシカか?などと考えていた。


 カラスの鳴き声が聞こえたかと思っているうちに、
上空にカラスの集団。
 恐ろしいやら、糞をかけられないだろうかと、慌てて退散。

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 今度は別の池、ここも農業用のため池。


 春に北に帰るコハクチョウが羽を休めるのだが、秋に南に向かう白鳥は寄らない地域。
 なのに1羽だけが留まっていた。


 まだ居るかなと確認しに行ったのだ。

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(暖かいので2本足で立っている)


 なんと、そのコハクチョウダイサギと15メートル程の距離にいた。


 2羽を1カットで写せる位置に、移動しようと思ったらダイサギは飛び立った。

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 野鳥の警戒心を知りながら、ついつい嬉しくて慌てる、いつもの失敗。


 数えきれないほどの反省を繰り返し、今日もすぐに忘れる反省をする。


 そして、コハクチョウを写した。

 何枚も写しながら、何かおかしいと感じていた。

 

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(寒いので1本足で立っている)

 


 家で画像処理をしてアップにすると、右の羽が可哀そうな状態。
 羽は元に戻るだろうか。
 餌を自分で取れるだろうか。
 春までなんとか生き延びられるだろうか。

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樹木を切る思い。

 

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 今回は文書に見合う写真がないので、シラサギの写真を添付。
 白鷺と総称される中で、ダイサギと思われる。
総論的説明では本州以南に住むと言われるが、

最近は北海道でも越冬しているそうだ。
 まだ環境になれていないせいか、近づいて写すことはできない。

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 20年ほど前の出来事。
 町営墓地の大木の根が盛り上がり、墓石が傾きそうだとの苦情。
 担当課長である私は、移転費を出すから移動するように頼んだが、
 先祖代々の墓を動かすわけにはいかないと、受け入れられず木を切れと言う。

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 業者はこの様な立派な木には霊が宿っているから切るべきではないという。
 簡単な事業は町内業者を指定することが基本で、他業者に替えることもできず、
 頭を下げ、泣きを入れ、時にはおどし、何度も懇談し、
おはらいをしてから伐採することで妥協した。

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 お祓いは宗教行為に当たり公金は使えず、業者も心情的にお金を出すはずもない。
 結局、伐採することだけの決裁をとり、私個人が主催するお祓いとして住職に依頼した。
 宗教を信じているわけではないが、長くつらい交渉であったし、伐採した後もすっきりした気持ちにはならなかった。

 

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 そして最近のこと。
 「落ち葉と競争だ」などと冗談を言いながら落ち葉を片付けていた人たちも、数年前から木の所有者に対する苦情となってきた。
 すたすたと歩けない高齢者にとって、落ち葉処理は重労働なのだろう。

 

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 市街地から離れた道路わき(町有地)の、大きな広葉樹数本が問題視され、
 これまで何度か地域住民の声を聞き、町と相談し、
落ち葉の処理、倒木の危険性などを考慮して、先日伐採された。
 当事者はみんな、心につらさを感じながらの伐採。

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 木を切ると、後に出てくるのが「なぜ木を切った。緑を、自然を守るのが町の仕事だろう・・・」との一部町民から苦情がはいる。
 そんな苦情は、自然とは・・・まで論ずるから、担当者も大変だ。

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 そんな、こんな、消耗するようなことを処理しながら、
初雪を待つ・・・いや、待っていな。


 なのに、先ほど初雪が降って、道路が濡れている。

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秋よ、まだ頑張っておくれ、冬はまだあとで良い。

秋の空は、狭い地域を範囲として、変化に忙しい。

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 溜まっていた雑用を終え、散らばっている書類などを片付けようとして今に至る。


 忙しいわけではないが、暇でもない。
穏やかな川の流れと同じ感じのよう。

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 寒くなったら動きたくなくなるから、そろそろ冬支度や大掃除をしてもいいよと言われるのだが・・・
まだ初雪も見ていないし、その気になれない。


 そういえば、今年は雪虫の集団を見ていない。
ヤチダモやトドマツの大木が倒れ、住まいが亡くなったのだろうか?

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以前写した雪虫

 

 事を成すイメージをしながら・・・・

     うつらうつらとひと眠り。
 雲の合間からの一時の陽ざしが室温をいっきょに上げ、暑さで目を覚める。


 ストーブを消すタイミング・判断が難しい。
ストーブを消していたら寒かっただろうし・・・

 なんて考えているうちに時がたつ。

 

 

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 いつもの通り、当てもなく車を走らせる。


 気候の変化で増えたのか?

 猟友会のメンバーが減ったからか?

今までいなかったあちこちの池にカモが住み着いている。

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 これ以上近づくと逃げるだろうことを知りながら、

近づいて、近寄って逃げられた。

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 また別の方向で同じことを繰り返す。

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  わたしバカよね~お馬鹿さんよね~♪

 

 

 

 そして夕方、小雨の空に虹が出た。


 そろそろ日が落ちる時間、急いで出かけるが撮影地に着く前に消えそうなので取りあえず写して、

 虹は消えた。

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 帰り道、一か所だけに夕焼け。
 ほんとうに秋の空は変わりやすいことを感じながら、


 秋の空は狭い範囲の中で、地域限定のように変化しているように思った。

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秋深し その5(最終)

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 最終の今回は『赤い実』特集。

 

 雨が降っている早朝、電話で起こされた。
小豆梨(あずきなし)の木、知っている?
凄く赤くきれいなので写真写しに来ないか、とのこと。

 

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 紅葉が散る前にと思い、雨が小雨になって晴れ間が出そうなので家を出た。


 目的地に着いた頃はまともな雨。
取りあえず、上の写真のように遠くから全体を写したが、その時も紅葉を写しているつもりであった。

 

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 近づいて見て、葉ではなく実であることを知る。


 小豆(あずき)に似ているからと聞けばごもっとも。
ならばと、小豆と並べて比較写真。

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 置き方を変え何枚か写しながらも、何か違和感をかんじていた。


 それは、通常使用する小豆より小粒だったから。
そして、小豆梨の『梨』の意味が解らないまま写していたから。
 似たような『○○梨』の名は他にもあるようだが、
何故かはわからな。

 

木に詳しい人が言うには、これだけ小豆梨が実を付けるのは珍しいとのこと。

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 以下はこの庭の赤い実の写真とその説明だけ。
暗い写真は雨の中で写した写真。

 

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刈り忘れたアスパラの実↑ アスパラは植えられてから数年後に収穫出来て、その後ほっといても数年間収穫できる。

にょきにょきと出てきたのを収穫するとグリーンアスパラ。

成長に合わせ、土で覆い陽射しを遮断すればホワイトアスパラ。 

刈り取られたアスパラの実↓  赤い実はパチンコ玉程度の大きさ。

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エゾノコリンゴ ~コリンゴよりも小さい。

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オオタカネバラの実 ↑ ↓

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ナナカマド   11月1日撮影 ↑   10月26日撮影 ↓

 

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以下すべて小豆梨(あずきなし)の実

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 以上、小さい秋・大きい秋、疲れた秋でした。

 いつもの通り、1週間程度休憩致します。

 

 

 

秋深し その4

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 秋深しは3回程度と思っていたが、5回になりそう。
 今回と最後は、農家の古民家に一人で住む、私より数歳年上の女性の庭から。

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 亡き夫はちょっと名が知れた陶芸家で、夫婦とも自然をそのまま生かそうと努力してきたので、可愛い生き物たちに混ざって、猛禽類やヘビなどもやってくる。

 

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 敷地内に入る前、車の中から先ず1枚。

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 そばに停めてあった主の車に、スズメが入れ替わり乗っている。
 姿勢が面白いので取りあえず1枚。
 後に分かったのだが、フロントガラスに映った自分の姿を、背伸びするように見つめている所だった。

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 庭には、以下写真のような秋が。

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 朝の氷がわずかに残っている日陰に、どこに行くやらアシナガトンボなのか?ガガンボか?

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 日向では、枯葉にしがみ付くトンボがずり落ちそう。

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 スズメは相変わらず元気に飛び回っている。

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 ほぼ1週間のうち飛び飛びで3日お邪魔して写した。

 


 次回最終は、この庭を中心に赤を。

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 次回予定のこの写真わかるかな?・・・

     わからないだろうな・・・イエィ

秋深し その3

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 前回に続いて、花や野鳥を写させてもらっている近所の庭から。

 

 広い庭に紅葉が映える。

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 上には摘み忘れた?プルーンがあって、

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 下にはポツン・ポツンと置き去りにされた花がひっそりと咲いていた。

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 塀から飛び出たツタは、切られてしまうのか? 
このまま増やしてほしいが、それは管理をしない他人の勝手な思い。

 

 

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 近くの観光施設に行くと、四方壁一面に張り付いたツタの建物。
ここまでなるには15年以上かかったように記憶している。

 

 

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ここから2キロ程上に進んだところからの眺め。

 

 

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山の中の紅葉

 

 

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大きな貯水池は水が抜かれて、水面に映る姿は映せない。

 

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お寺の池周りの紅葉も、池に近づけず残念。

 

 

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 昨年10月中旬に写したマユミ。
着色したのではないかと疑うほどの、ピンク(桃色)そのもの。
名前もマユミと呼ぶのだから記憶に残る樹。


 今年は主が不在となった家の庭で、マユミは枯れたようになっていた。

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 冷夏だったからか、台風のせいか、老木だからか・・・


主が不在になって悲しさのあまり・・・としておこうか。